私は、妻であり、母であり、お菓子屋さんです。

欲張りですね。あれもしたい、これもしたい。

自宅を改装してこのLAPINという、お菓子屋さんである私の存在を生み出してくれたのは夫です。

半分。

一室を潰してしまうということです。本当によく許可してくれたなぁと思います。

あと、私が仕事を始める。しかも自営業で。ということは、もしかしなくても夫に迷惑をかけてしまうということ。

もちろん家事だって今までどおりやっていくつもりですが。

いくつか開業にあたってアイディアも出してくれました。

理解ある協力者がそばにいてくれるということは非常にありがたいです。

 

もう半分は私自身です。

お菓子屋さんは本当に小さい頃からキラキラに見えました。

女の子の将来なりたい職業では、常にトップですよね。

しかし、現実。

キラキラな部分だけでは決してないのがお仕事。

器用さや繊細さだけでは全くやっていけません。

それは仕上げのほんの一瞬

後は力仕事や、体力気力との戦い。辛抱強さも大事です。

今だから言えることですが、昔働いていたところでは、眠すぎてカクンなんてこともしばしば。

目の前が真っ白になって立っていられなくなることも何回かありました。

それでもやっぱり、お菓子屋さんになりたかったのです。

独身時代のお給料はそのために貯金しまくりました笑

 

結婚し、専業主婦になってすぐ働きたくなりパン屋さんでパート。

しばらくして子どもを授かりそこには一年もいられなかったのですが、ありがたいことに製造から販売までの過程を経験させていただきました。

きちんとその場で生地作り、発酵、形成、焼成、仕上げ、陳列。そしてお客様に販売。

ほんっとうに忙しかった!!!!時間との勝負。一つの作業が遅れたり失敗なんてしてしまえば、その先の工程に支障がでる。たくさんのお客様と同じく働いている従業員さんに迷惑がかかるという責任の重さ。

素早く作らなきゃいけないけど、適当なパンはお店に並べることなどできません。粉も生地も天板も重い。釜の前は暑い。やけどはつきもの。冬でも汗をかきながらがむしゃらに働いていました。それが楽しかった。

やっぱり、作るのが大好きなのです。

 

子どもが生まれ、母になった私は家事、育児に専念。

それはそれは我が子は可愛いです。大好きです。

しかしここもキラキラなだけではないのがこれまた現実。

夜泣きなどで睡眠が十分に取れないと精神的に不安定になるのでしょうか。

私一人で頑張っている。夫は手伝いも理解もしない。(実際そんなことはなかったと思います)

眠い。私も働きたい。夢からどんどん遠ざかっている気がする。昔の私は輝いていたなぁ。

友達からも距離をとられている。(周りには子どもがいる人はまだ少なかった為勝手にそう感じた)

もれなく自己チューで、悲観的。

そんな中でも、『将来もし自分がお店を持てたらノート』にはちょこちょこ書き込んだりしていました。

子どもが1歳半くらいで夜中も寝てくれるようになり、落ち着きましたが笑

 

運良く一軒家に引っ越すことができ(ここも夫のおかげですね。)、子育ても落ち着き始め、子どものおやつなんかを作ったりしているうちに、どうしようもなくお菓子屋さんが始めたくなり、改装工事開始直前、第二子妊娠発覚。

つわり時期を越え、やるしかない!ということで今に至っています。

 

全てが手探り。

やっていけるのか不安だし、怖いです。

でも楽しみなこともたくさん浮かんできます。

未熟者なりに精一杯勉強して、皆様に少しでも喜んでいただけるよう、日々精進します。

 

私ユイの自己紹介を兼ねた回になりました。長々とごめんなさい。よんでくれてありがとうございます。

予定日は7月後半。6月いっぱいという短い期間ではありますが、どうぞLAPINをよろしくお願いいたします。